INSTRUCTION MANUAL

家具の取扱説明

安全にご使用頂くため、付属の取扱説明書と
その他の説明書がある場合は必ずお読みいただき、正しくご使用下さい。
イラストは一例をあげております。お子様が家具で遊ばないようご注意下さい。

設置上の注意


床面の平らなところに水平になるように設置して下さい。ガタツキや転倒や変形の原因となります。

高温多湿のところでの設置は、お避け下さい。カビやダニの発生及び、木部の反り、ワレの原因となります。

ビニール製の壁紙やクッションフロアの場合、塗装表面部分が直接触れるような設置はお避け下さい。まれに木部の塗料と化学反応を起こして色移りすることがあります。

新築マンションや高層ビル等では、壁面が乾燥していない場合がありますので家具を壁面から隙き間をあけて設置して下さい。裏面のカビ防止になります。

転倒防止金具を取付ける際、床面や壁面に芯材がある場所に取付けて下さい。(取付説明書に従って下さい)尚、鉄筋住宅や壁面材が木製でない場合は専門家に依頼して下さい。

上下左右連結式の収納家具は、確実に連結してあるか確認して下さい。転倒しケガや破損の原因となります。

直射日光の当るところや冷暖房器具の吹き出し風の当るところ、器具の近くでの設置はお避け下さい。変色や変形、木部の反りやヒビ割れの原因となります。

床面にジュータン、カーペット等敷いた上に箱物家具を設置しないで下さい。地震の時に倒れやすく危険です。

箱物家具の前方を歩いた時、扉や引違い戸、収納物がガタガタゆれている場合、箱物全体が前方に傾いていることがありますので、最下部の台枠の前面に合板を入れ少し後方に傾けるように設置して下さい。

台枠の接地面に仮り付けの合板や角につけた合板又は、プラスチック製の板は取り外して設置して下さい。その際、釘等の抜き忘れがないかを確認して下さい。床にキズがつくことがあります。

使用上の注意


家具を移動する際は床面を引きずらないで下さい。必ず持ち上げて下さい。床面のキズ防止やケガ防止になります。

扉や引出しを開いた時に下方向に極度な荷重をかけないで下さい。特に引出しによじ登ったり扉にぶら下がる等しないで下さい。転倒やタンスの下敷きになり大変な事故になる恐れがあります。

トースター炊飯器等(高温を発する電気製品)をカップボード等のオープン棚に置く場合、家具に触れないように間隔を開けて下さい。家具が熱によって焦げたり、火災の原因となることがあります。(具体的に必要な間隔については使用する電気製品の取扱い説明書に従って下さい)デザインの性質上、表面に加飾の金具を使用していることがあります。取り扱いには十分ご注意下さい。ケガや破損の原因となります。
木材の接着剤等に含まれるホルムアルデヒド臭がある場合、引き出しを取り除き日陰干しをし室内の換気をして本体内部に風を通し、臭気を取り除くようにして下さい。まれに肌の弱い方はアレルギー症状を起こすことがあります。特に乳幼児の衣料等を収納する場合はポリ袋やビニール袋等に入れて収納して下さい。また、食器棚の場合は飲食物を収納しないで下さい。一時的に収納する場合は密閉容器に入れるかラップフィルムなどで包んでください。かなり臭いがきつい場合には購入店にご相談下さい。

キャスター付製品について


床面がフローリングや畳の場合、ジュータンやカーペット等を敷いてご使用下さい。床面や畳のキズ防止になります。

キャスターが黒色のゴム製品の場合、ビニール製のクッションフロアを汚染し易い成分(軟化剤) が含まれています。直接クッショフロアに触れることのない様、間に保護シートを入れてご使用下さい。

収納機能付製品について


収納部の中に入ったりして遊ばないで下さい。ケガや破損の原因となります。

収納部の開閉時、手や指を挟まないように注意して下さい。ケガをすることがあります。

食器類・小物類について

強化ガラスの注意事項

ガラスに強い衝撃を与えないで下さい。深い傷がガラス面につくと瞬時に粒状に割れ、
ケガや物の破損の原因となります。

天板・棚板・扉等がガラスの場合、使用中にガラス表面にキズが入った場合や角の欠けたものは、大小にかかわらず強度が低下し、割れやすくなっていますので使用しないで下さい。ケガの原因となります。特に、乳幼児にはご注意して下さい。

天板の上をガラスやビニール製のカバーで長期間覆わないで下さい。ガラスがとれなくなったり変色や艶がなくなることがあります。

食器類や銅類等の容器は濡れたままで収納しないで下さい。棚板のヒビ割れや反りの原因となります。

引出しのレール付及び引出側面の溝付のものは強く閉めないで下さい。前面の板が破損する原因となります。

天板表面は水やお酒等で濡れたまま放置しないで下さい。変色や艶がなくなる原因となります。

天板表面に鍋やヤカン等の熱いものを直接乗せないで下さい。変色や艶がなくなる原因となります。

天板表面が塗装されている場合、接地面がザラついている陶磁器は天板上を滑らせるような使い方をしないで下さい。天板表面がキズつく原因となります。

天板の裏面等に取り付けられた小引出し又は、引出側面に溝がついた浅い引出しは上部から強く押えたり重量のあるものを入れないで下さい。引出しの破損や落下してケガの原因となります。

タンス類について


洋服タンスや整理タンスに衣類を入れ過ぎないようにして下さい。扉や引出しの破損、衣類の損傷の原因となります。

棚には左右均等に物を乗せて下さい。棚の反り防止になります。

タンス類、食器棚、チェスト等の扉や引出しを同時に全部開放しないで下さい。本体が前方に倒れケガや破損の原因となります。

扉や引違い戸の開閉は、静かに行って下さい。扉や戸の破損の原因となります。

タンス類や食器棚等の収納家具の上に物を沢山のせないで下さい。物が落下してケガの原因となります。

鏡台・ドレッサー・
鏡付ワードローブについて


エアゾール式の整髪料等を鏡面に向かって噴射しないで下さい。鏡面に整髪料等が付着しますと鏡面が傷むことがあります。

水用の鏡以外はお風呂等湿度の高い所での使用はお避け下さい。鏡裏面に水分が入りますとシミになり鏡の機能が低下することがあります。

電気器具付製品について

  • コンセントにプラグを挿入出する際、コード部分を持たないで下さい。必ずプラグ部分を持って下さい。
  • 濡れた手で電気器具の接合部に触れたり、水気のかかるところでのご使用はお避け下さい。火災や漏電の原因となることがあります。
  • キズがついたコードや、コードを束ねたままでのご使用はお避け下さい。火災の原因となることがあります。
  • コンセントのタコ足配線はお避け下さい。容量以上のご使用は火災の原因となることがあります。
  • コンセントにプラグを長期間差し込んだままにしないで下さい。時々プラグを抜き取り、ホコリ等拭き取って下さい。火災の原因となることがあります。
  • 電源プラグがコンセントより抜けかかった状態でのご使用はお避け下さい。火災の原因となることがあります。
  • コンセントに決められた容量以上の電気器具のご使用はお避け下さい。火災の原因となることがあります。
  • 照明器具には決められた電球以外のご使用はお避け下さい。火災や事故の原因となることがあります。
  • 照明器具に直接物を乗せたり、カバーを被せたり通気孔をふさいだりしないで下さい。火災や家具・収納物の変形、破損の原因となる恐れがあります。
  • 照明中や消灯後すぐに電球に手を触れないで下さい。ヤケドをする恐れがあります。
  • 照明器具付家具の場合、製品によっては運搬中に破損等からランプを守るために紙などの保護材が取り付けてあります。点灯する前に必ず保護材を外して下さい。火災の原因となることがあります。
  • 使用中、こげくさい臭いがしたり煙が発生した場合は、直ちに電源を切りプラグをコンセントから抜いて使用を中止して下さい。また、直ちに販売店に点検や修理を依頼して下さい。そのまま使用すると火災の原因となることがあります。

保守・点検について


分解組立て方式の構造になっている家具は、組立て金具が使用中緩むことがありますので 時々点検して締め直して下さい。破損やケガの恐れがあります。

キャスター部の締め付ネジの緩みはないか、ホコリはついていないか時々点検しネジの締め付け、ホコリの除去をして下さい。転倒を防ぎネジの折れ防止になります。

虫害を発見(白い粉と虫孔)した場合、掃除機で粉を吸い取り市販の木喰い虫用の殺虫剤で直ちに殺虫及び防虫処理をして下さい。尚、他から虫が入ることも考えられますので家中も点検して下さい。殺虫剤は春と秋の2回2年間続けて下さい。

使用中、棚受金具が緩むことがありますので時々締め直して下さい。棚板の落下防止になります。

扉や引出しの取手や蝶番のネジが緩んでガタついた場合はネジを締め直して下さい。ネジの紛失や扉の落下でケガや破損の原因となります。

経年劣化製品について

製品に異常や亀裂が発生した場合、直ちに使用を中止して、販売店にご相談下さい。

家具のお手入れ方法


塗装仕上げで、艶を少しでも消してある家具に家具用ワックスは使用しないで下さい。艶が出過ぎることがあります。乾いたやわらかい布でから拭きします。汚れがひどい部分は中性洗剤を数滴お湯に入れ、かたくしぼって拭き、きれいなお湯で洗剤を拭きとって下さい。

化粧品のマニキュアを塗装面につけられた場合、除光液やシンナー等で拭き取らないで下さい。塗装表面が冒されます。(UV塗装は除く)

金属製の取手や棚受金具は使用中サビつくことがありますので、市販品の金属研きでサビをとって下さい。

エアゾール式のガラスクリーナー等を使用する際は、木部塗装面に液がかからないようにして下さい。塗装面の変色や艶が変化することがあります。布等に噴射してガラスを拭くと良いでしょう。

木部のお手入れ方法

  • 日常のお手入れは柔らかい布でかるくお拭き下さい。
  • 軽い汚れは、蒸しタオルをよく絞って汚れを拭き取って下さい。
  • 汚れなどは中性洗剤を40~45℃のお湯で3~5%に薄め、柔らかい布を浸し、よく絞って木部全体を拭き、きれいなお湯で洗剤を拭き取り乾拭きをして下さい。
  • 化学雑巾のご使用は、説明書を良くお読みになってご使用下さい。中には家具のお手入れには不適なものがあります。
監修
社団法人 全国家具工業連合会九州ブロック支部
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